小林英治建築研究所
建築家のエッセイ
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1999.12.6(家づくりの会窓口日誌に記述)
今日は映画の話ではなくTVの話を書きます。毎週日曜日のPM1:00から12CHで「刑事ナッシュ・ブリッジス」を放映しています。最近では、これが楽しみの一つです。誰か見た事がありますか?ちょっと日本人好みのするドン・ジョンソンが主人公でワキをジョー・ドミンゲスが固めています。このコンビが最高に楽しい。刑事ナッシュにはアルツハイマーになっている父親がいて、この父を思いやる気持ちがドラマを単なる刑事物ではなく、見る人の心を慰めているようだ。
何週間か前のストーリーを書いて見ます。

ある日70歳を超えた父親が、突然結婚すると言い出す。今更結婚は無いのじゃないかと一応反対してみるが、ジョーダンでもなく本気のようなので、それならそれで皆で祝福してあげようと式場の準備などを大ワラワでやって、結婚式の当日を迎える。教会には新婦や友人達が準備を整えて待っているが、新郎になるお父さんがいつまで経っても現れない。ナッシュは途方にくれながら父の行きつけの店へ向かうと、案の定そこで父親が一人で酒を飲んでいる。「ここに居たのか。随分探したんだよ」と言う息子の礼服姿を見て、何かあったのかと訊ねる父に、結婚式だと言う。それはめでたい話だと言いながら乾杯をする父親を見て、何も覚えていないのを責めるのではなく、そっと肩を抱いて「今日はもう遅いから帰ろう」と言う。そのやさしさに思わずホロッとする場面でした。毎回がそんな風ではありませんが、情に絡んだ話が多い。あのやさしさは見習いたいなと思っていますが、私はいつもガミガミ言い過ぎる。皆さんはどうですか?



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